飛鳥坐神社
高市郡明日香村飛鳥字神奈備 mapfan

交通案内
近鉄橿原神宮駅 東へ40分、南へ10分

祭神
事代主命、高皇産霊神、飛鳥三日比売命、大物主命


由緒
   創祀年代は明らかではない。大己貴命の女賀夜奈留美命を飛鳥の神奈備に奉祀した事に始まるという。 出雲国造神賀詞は、大穴持命が国土を天孫に譲って出雲の杵築へ去るに当たって、自らの和魂と子女の御魂を大和に留めて皇室の守護とすべき事を誓うが、その中に「賀夜奈流美命の御魂を飛鳥の神奈備に坐せて」とある。 従って祭神の飛鳥三日比売命とは賀夜奈留美命の事であろう。
 延喜式神名帳には飛鳥坐神社四座とあり、大御和の大物主命、葛木鴨の阿遅須伎高孫根命、宇奈提の事代主命、飛鳥の賀夜奈留美命の四神を合祀したものと考えられている。 他にも説が多く、八重事代主命、高照光姫命、木俣神、建御名方富命との説もある。
 高照姫は加夜奈留美の別名とする説明もある。木俣神がここに出てくるのも不思議であるが、諏訪の建御名方富命が登場するのも興味のある所である。
 境内に飛鳥山口神社が鎮座している。

お姿
  飛鳥の神奈備とはどこであるのかについても諸説がある。現社地は鳥形山に鎮座しているが、橘寺の南のミハ山や甘樫丘、その北側の雷岡などの説がある。 この神社はマラ石の多い神社として名をはせたが、今は寂しい状況である。社殿は現在再建中である。

本殿


鳥居と飛鳥井


僅かに残るマラ石


お祭り
2月第1日曜日 御田祭 民族学的にめずらしい神事で、天狗とお多福の夫婦和合のさまが行われる。
大和の神々
神奈備にようこそ