角刺神社(かどさし つのさし)
奈良県葛城市忍海 ゼンリン
鳥居と拝殿
交通案内
近鉄御所線 忍海下車 西へ50m
祭神
飯豐青命
由緒
創建年代は不詳。『大和志』によって享保年中(1716〜36年)には鎮座していたことが確認されている。
祭神の飯豐青命は履中天皇の子または孫と伝わり、清寧天皇崩御後に億計・弘計の皇子が天皇位を継くまでの期間、 忍海角刺宮(当地)で臨時に政をしたとされ、飯豐天皇と記す書もある。
名門葛城氏の歴史の有終の花であった。
谷川健一氏の名著『青銅の神の足跡』によれば、「青」は「おう」と読め、多氏の一族であったことを暗示し、
多神社摂社の姫皇子神社の祭神も飯豊の青皇女と述べられている書物を引いている。
当地は忍海で、やはりオウ海、青海であろうと推測している。 この地は渡来人の多くが居住地を与えられた所であり、忍海の漢人と呼ばれた。
拝殿とイチイガシの曲木
お姿
せまい境内に鏡池を持つ。正面には神宮寺である角刺寺(浄土宗)が鎮座、 隣には新庄町歴史民俗資料館が出来ており、縄文土器などが展示されており、学芸員も常駐されており、
親切に応答して頂ける。
本殿
お祭り
例大祭 10月 6日
参考 神社本庁cd、『日本の神々4』、『寺院神社大辞典』
大和の神々
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