天神社
奈良県山辺郡山添村北野1458 mapfan

鳥居

交通案内
奈良交通 北野



祭神
天御中主命
摂社 美統神社「天大詔戸命、譽田別命、天押雲根命、素戔嗚命、倉稻魂神、高オカ神」



由緒
 神社地の東北に天神の森があり、その上部に明星岩が鎮座、この岩に神が降臨し、これをご神体とした。小諸明星窟とも云う。原始的祭祀形態の宮であったようだ。さかのぼれない悠久の歴史を持つのだろう。
 応永年間(1394)神託によって現在地に社殿を造営した。この時には雷神天満天神として菅原道真公を祀った。明治初年の神仏分離の時、祭神を天御中主命を祭神としたと云う。

 明治時代近隣の小社を合祀している。五社明神(牛ガ峰の春日神社、腰越の若宮神社、津越の八幡神社、杉原の八柱神社)を対象二年に合併して美統神社と社名を改め、社殿は牛ガ峰の春日神社社殿を移して天神社本殿と並んで建てられた。

明星岩

社殿


お姿
 磐座の下方に石が丸く置かれていたような跡がある。おそらくはここで祭祀がなされたのであろう。

 本殿は春日造で、室町建築の様式、素朴な杉の厚い板がつかわれている。蟇股などの装飾が見える。国の重要文化財。

本殿

お祭り
  4月 17日 例祭

参考 『平成祭礼データ』

大和の神々
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