奈良町界隈の神社 椿井地区

見初社
漢国神社
手力雄神社
隼神社
釆女神社
率川神社
宗像神社・餅飯殿弁天
椿神社
大国主命神社
弁財天社
八王子四之室神社
恵毘須神社
住吉神社
猿田彦神社

見初社

 見初社
奈良市西御門町14−2 ゼンリン

神門

交通案内
近鉄奈良駅北側バス乗り場1の前



祭神
天忍雲根命、底筒男命、金山彦神
 

社殿



由緒等
 鎮座は神亀年間(724〜728)と云う。また永保年間(1082〜1083)とも云う。宝永元年(1704)に芝辻町から出火、この辺りは悉く類焼、神社も炎上したが、後に再興している。
 本殿の後に小さい会所があり、木造観世音菩薩像と地蔵立像が安置されていると『奈良市史社寺編』にあるが、門が開いていなくて見えなかった。

 祭礼  9月 1日


弁財天社

 弁財天社
奈良市東向中町 ゼンリン

玉垣

交通案内
近鉄奈良駅東北の商店街を下り、最初の東へ曲がる道を行く



祭神
弁財天

 

社殿



由緒等
 天川村坪之内弁財天を勧請したと云う。時期は不明。石灯籠に文化七年(1810)の刻みがある。

 祭礼  7月 7日


手力雄神社

 手力雄神社
奈良市橋本町 ゼンリン

神社全景

交通案内
近鉄奈良駅東北の商店街を下り、三条通りを東に少々行く



祭神
天手力雄命
 

社前の告知板等



由緒等
 天春日大社の境外摂社である。神社らしい雰囲気はある。

 告知板が数枚掲示されているが、風雨で読みづらい。「奈良行事」、「條々 毒薬并ににせ薬種云々・・」、「定 御朱印・・」、「道行目安箱」などの板がある。

 祭礼  4月 1日  8月 11日 旧暦8月 15日


釆女神社

 釆女神社
奈良市橋本町 mapfan

神社

交通案内
近鉄奈良駅東北の商店街を下り、三条通りを東に行く。猿沢池の手前。



祭神
釆女命(釆女の霊)
 

本殿



由緒等
 春日大社の末社。奈良時代の、天皇の寵愛が薄れた事を嘆いた釆女が猿沢池に身を投げた。この霊を慰めるために祀られたのが当社の起こり。
 入水した池を見るのは忍びないと、一夜にして社殿が池に背を向けたと伝わる。

 祭礼  旧8月 15日


隼神社

 隼神社
奈良市角振新屋町 ゼンリン

鳥居

交通案内
近鉄奈良駅東北の商店街を下り、三条通りを横切り更に南に行く



祭神
隼総別命
 

社殿



由緒等
 当社は角振明神とか角振隼明神と呼ばれている。また椿本神社と呼ばれたこともある。
 角振神は火酢芹命の御子で、隼神は父である。父子二座を祀ると云う。舒明天皇の代に春日ノ邑率川坂上に祭ったとが創祀と云う。天暦五年(951)に神階は従三位に昇っている。 当初の祠は治承四年(1180)の兵火で悉く炎上した。以来神木を以て神霊とする。境内には享保四年(1719)の石灯籠がある。

 神木は柿の木でまだ細い。摂社に宗像神社、社務所は地蔵堂を兼ねている。木造地蔵菩薩半跏尊一体は奈良市指定文化財で13世紀前半の作。

社務所の地蔵堂

 平安遷都の際、京都へ分祀された。京都市中京区壬生梛ノ宮町の隼神社であろう。

社務所の地蔵堂

 祭礼  7月 7日  8月 1日


八王子四之室神社

 八王子四之室神社
奈良市元林院町 ゼンリン

神社

交通案内
猿沢池の西の二つ目の路地



祭神
八王子権現、姫大神
 

社殿



由緒等
 八王子と四之室の両社を祀る神社。八王子は素盞嗚尊の八御子神。四之室は春日大社第四殿の姫大神。
 創建時期は明かではないが、江戸時代以前には祀られていたと云う。明治の始めに氷室神社に合祀されていたが、明治二十三年に御帰還。明治三十四年に当町内から出火、全町を延焼する火勢だったが、当社裏で鎮火、御加護と感謝をしたと云う。

 祭礼  7月 31日  8月 1日 


恵毘須神社

 恵毘須神社
奈良市南市町 ゼンリン

鳥居

交通案内
猿沢池の南西150m



祭神
事代主命
 

社殿



由緒等
 春日大社境外末社。
 付属社に大国主命、市杵島姫命、稲荷大神を祀る。鎌倉時代に南市が開かれ、市場守護神として祀られた。

 祭礼  1月 5日 初戎祭


猿田彦神社

 猿田彦神社(道祖神)
奈良市今御門町壱番地 ゼンリン

鳥居

交通案内
猿沢池の南200m



祭神
猿田彦命、市杵島姫命
 

社殿



由緒
 道祖神らしく陽石がある。高さ1m。賽の神である。バクチの神でもある。
 平城天皇の代に元興寺境内に創建された。宝徳二年(1450)に元興寺大火後再度の火難類焼し終わりに現状の小祠となった。道祖神、妻神、賽神として名高く、特に婦人に信仰があると云う。
 境内には松・槙・八つでなど。

陽石

 祭礼  9月 7日 例祭


勝南院町住吉神社

 住吉神社
奈良市勝南院町五 ゼンリン

鳥居

交通案内
猿沢池の南300m



祭神
表筒男命、中筒男命、底筒男命、蔵王権現

 

社殿



由緒
 寛政五年(1793)の『平城坊目考』に住吉三神の名が記載されている。元興寺境内勝南院に古くから鎮座していたが、宝徳二年(1450)の火災で炎上、その跡には人家が建て込んできたので、神社は現在地に祠を建て、町名も勝南院とした。ショウナミチョウである。また、神社の前に古井戸があり、潮波が湧きだしたから勝南院としたとも云う。
 蔵王権現は大正の初期頃に祀られたと云う。

 祭礼  7月 31日  例祭


厳島神社

 厳島神社
奈良市北風呂町 ゼンリン

鳥居

交通案内
近鉄奈良駅西側の道を南に600m下る東入る



祭神
市杵島姫命
 

覆屋 この中に小さい本殿が鎮座すると云う。



由緒
 南面して鎮座する。白い鳥居が目立つ。この界隈の神社としては広く、背後には境内ではないが、森がある。

 祭礼  


宗像神社・餅飯殿弁天

 餅飯殿弁天(宗像神社)
奈良市餅飯殿町41 ゼンリン

右手は理源堂

交通案内
近鉄奈良駅 南に500m



祭神
多紀理比売命、市杵島媛命、多岐都比売命、天河弁財天
理源堂 役行者、聖宝理源大師 ほか
 

社殿



由緒
 餅飯殿は奈良時代の昔は蕗畠郷と呼ばれていた。その頃すでに七弁天を勧請し、蕗畠七弁天といい、和気氏が餅飯の御供を献じた。
 平安時代の延喜年間、聖宝理源大師が元興寺に移り、役小角の霊跡大峯山に入った時、都より餅飯の御供を携えて随行し、難行苦行の末、霊跡に入り、その目的を達したので聖宝は蛇御符を随行に授けたと言う。以来、大峯回峯の先達を勤めるようになったと言う。

 祭礼


大国主命神社

 大国主命神社
奈良市東城戸町 ゼンリン

棟門と境内
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交通案内
近鉄奈良駅 南に500m



祭神
大国主命
 

本殿



由緒
 棟門は閉まっていた。除くと拝殿らしいものが見える。本殿は隣の空き地から後ろ姿がよく見える。

 祭礼 七月 十日


椿神社

 椿神社
奈良市下御門町29 ゼンリン

交通案内
近鉄奈良駅 南に500m



祭神
祭神不詳なるも水神さんとか巳さんと言われる。
 

神社と井戸跡



由緒
 神社は天理さんの隣のシャッターが閉まっている店がその跡地。井戸があり、その傍らに祀られていた。 現在は町会長宅に祭られ、祭礼には祠を野外に遷して行われる。

 祭礼 六月 一日

神奈備にようこそ