八幡神社
奈良市山陵町宮ノ谷446 mapfan

鳥居

交通案内
近鉄平城駅 北 300m

祭神
八幡大明神 配祀 神功皇后、玉依姫

拝殿

由緒
 創建の時期や由緒は不明。
 神功皇后の陵とされる古墳の南側に南面して鎮座している。
 祭神の玉依姫は神武天皇の母との説明が境内にあるのだが、ここに祭神として登場する玉依姫は神功皇后か応神天皇に関わる巫女のことではなかろうか。霊・魂・玉が依りつく巫女を玉依姫と呼ぶことはよくあること。『山城国風土記』の賀茂神の母親も玉依姫。

 豊の地名に縁の多い神功皇后は豊玉姫の伝承と重なって語られており、神功皇后の妹の呼称でもあったのか、または宇佐八幡の比売神は応神天皇の妃のことで、この比売神を玉依姫と呼んだのかも知れない。
 または始祖王の母との共通の思いなどがあって玉依姫がここに持ち込まれたのではなかろうか。

本殿


お姿
 神功皇后陵の南端に鎮座しているように見えるが、陪塚であろうか別の古墳の上に鎮座しているようだ。 北側からアプローチしたので、いきなり本殿前に飛び出してた。朱塗りのきれいな本殿で流造。

お祭り

10月 9日、10日 例祭(秋祭)


 正面の鳥居の東側に福松大神という稲荷社が鎮座している。

福松大神
 

参考 『奈良市史』

大和の神々
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