春日神社

奈良県橿原市戒外町42 mapfan

鳥居

交通案内

近鉄大阪線耳成駅 南南東3km



祭神

武甕槌命、経津主命、天児屋根命、姫大神
『郷村社取調帳』健土安命 相殿神 天照大神

拝殿



由緒

 健土安比売神は伊邪那美神がホトを焼かれて病臥した時に、その屎(クソ)になった神として波爾夜須毘古神と共になった神としてその名が見える。倭国之物質とされた天香山社中の土を祭ったのが健土安神社であり、この春日神社はその論社である。

 ただし、『式内社調査報告』では、「(春日神)社を健土安神社としてゐるのはこの明治七年『郷村社取調帳』のみであり、(春日神)社に健土安命を祭つたといふ伝承もなく、文化三年(1816)の天香久山興善寺年預リ遍照院ヨリ南部奉行所ヘ差出タル書面(明治二十年祭神変更願所引=明治二十七年神社明細帳附載)に「鎮守四社(天照大神・春日・八幡・金毘羅)」とあることからして、これを式内畝尾坐健土安神社とすることができず、明治七年「郷村社取調帳」の記載には何らかの間違ひ混同がるものと考へられる。 」とあり、認められていない。

本殿

お姿

 香山の東側に遊歩道があり、穏やかな森の中を歩く気分のいい道である。これを南にあるいて行くと森が切れて畑になる所に鎮座している。道標に「春日神社」と出ている。ひっそりと鎮座、地域の氏神様の雰囲気。式内社の論社には似合わない。静かにしておいてほしいと言っているような気持ち。


お祭り

 10月 8日 例祭


参考資料 『式内社調査報告』

大和の神々
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