一尾背神社(水分さん)
奈良県五條市北山町249
 mits-mo



割拝殿




祭神

水分神、一尾背神
摂社 青木神社、櫻木神社


由緒

 式内社。ヒトオセの神社と訓む。
 祭神、由緒など不明。地元では水分さんと呼んでいる。これは谷の奥まった所に鎮座し、両側には金剛山を水源とする清流が流れ、 水分神としては相応しい雰囲気ではある。しかし大和の水分神社は遷座したものもあろうが、これほど水分的な場所には鎮座していないようだ。
宇陀水分神社上宮都祁水分神社は平地の川の流れのそば、吉野水分神社は遷座しており、葛城水分神社ともども水源になっている山を祭っているように見える。 河内の建水分神社の鎮座の有様に似ているように思える。 尤も『式内社調査報告』によれば、由緒のある水分神社の名を捨てることに理由がないとして水分神説を棄却している。

 素盞嗚尊の御子神の一言主神とする説もあるようだ。この神社の上の山中に高天佐太雄神社が鎮座、素盞嗚尊を祭神とする説があり、それにそったものであろう。

本殿


お姿

 平成十四年秋に再建されている。 朱色の艶やかな神社になっている。背後の木々は再建費用の一部になったそうだが、再建前の雰囲気は木々鬱蒼として一種不気味な雰囲気だったようだ。



向かって左側面  本殿壁面図   向かって右側面
 


お祭り

例祭 10月 8日

大和の神々
神奈備にようこそ