海神社(かい)

宇陀市室生三本松3358 
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鳥居 拝殿は切妻、竜の蟇股。



交通

 近鉄大阪線 室生口大野下車 南3分

祭神

豐玉姫命


由緒

 海のない大和の山奥に鎮座する海神社。雨乞いの神。大和には名前に海のつく神社が六社鎮座しているが、いずれも式内社ではないし、創建の時期が平安初期以前とは確認出来る式外社でもない。当社は応永三年(1396)室生の龍穴神社から善女竜王を勧請したと伝える。竜王の掛け軸・木像を有しているが、中世以降数度の火災で由緒等の多くは失われている。

鳥居の外の山神の石碑

本殿 社殿の周囲には石造物が多い。


お姿 

 宇陀川に面して鎮座、あまりいい場所ではない。古代からの鎮座ではない傍証になるのかも知れない。
 鳥居をくぐると庭があるのだが、正方形のようで、ゲートボール場にうってつけ。
 本殿は北西き、左側に石碑と大きい岩がある。また、明治天皇遙拝所、大正天皇遙拝所が鳥居の横の祓神社と並んで立っている。

参籠所

お祭り
例祭 11月 3日

『日本の神々4』、『寺院神社大事典大和紀伊』、『室生村史』

大和の神々
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