千本杉と白竜社
奈良県宇陀市榛原町赤埴 mapfan

赤埴のバス停の近く。


鳥居




祭神

千杉白竜

千本杉と祠


説明

 伊勢に通ずる旧伊勢本街道道沿いにあり、約1m四方の古い井戸の周囲に数本の密植された杉が成長するにつれて、株元が癒着した連理材形式のものである。地上約1m位から16本の枝幹が数えられ、各枝幹は大・小不同で、から井戸をとりまく主幹を最大とし、東南側には経55cmから80cmのものがある。主幹形成後に分岐した枝幹が更に癒着したように思われる。全体として目通り約25m、樹高約30m、枝張りは東西南北とも22mに達する巨大なもので、遠望すれば一団の森のようにのびている。樹令は不明であるが主幹を500〜600年ぐらいと推定すると、枝幹は200〜300年ぐらいと推定される。所有者は「千杉白龍大神」としてお祭りし、地元はもちろn¥ん県外からも参詣者があり、南東側近くにある古井戸の水を飲用すると難病にも効果があると伝えられこの樹は多くの人々から信仰されている。
 井戸杉としては、県下では最大最古のもので樹勢は極めて旺盛で国指定の宇陀郡菟田野町佐倉の八ツ房杉とは成り立ちを異にしているが、樹幹の複雑な癒着は学術上貴重なものである。
     昭和62年3月     奈良県教育委員会

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