御井神社
奈良県宇陀市榛原区檜牧 ゼンリン



 祭神 御井神、天照皇大神、天兒屋根命、水分神

 三井山を背に鎮座、食井明神とか気比大明神とも呼ばれた。
 御井神は古事記によれば大穴牟遅神が八上比売に生ました子を木の俣にさしはさみ、木俣神亦の名を御井神と言うとある。
 延喜式注には御井、素盞嗚尊の子なり、母は稲葉八上姫とある。
 但馬養父(兵庫県養父郡大屋町)の御井神社も祭神は御井神であるが、他に大屋比古命、大屋比賣命を祭神に追加する説がある。 素盞嗚尊の子で木に関係している神として大屋比古命またの名の五十猛命がいるが、この木俣神も木の神と言えよう。

 榛原町史には「御井神の信仰は、自然神の信仰と氏族神の信仰の混合」と記されているが、古い神社の成り立ちは多くはそうであったと思われる。尚御井神を祖神とした氏族は三井氏である。


たたずまい



 
近鉄榛原駅から東南へ行くと先ず墨坂神社の赤い鳥居が見える。さらに369号を御杖村方面に25分程歩く。 内牧川の西岸に鎮座する。

秋例祭 10月10日

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