豊日神社
天理市豊井町602 its-mo

鳥居

交通案内
石上神宮の北500m

祭神
豊日神(現在は菅原道真)

由緒
 三代実録記載社。『山辺郡誌』には古老の伝に云く、又天神と称し、或いは火雷天神とも云う、而して社地の夕日朝日ともに良き処なるを以て、神社を豊日と申し、天神を祭る故に地名を天満口と云う云々とある。 火雷天神を祭っていたのが、これを菅原道真としたようだ。
 豊日は豊火で、『高橋氏文』には豊日連が忌火を讃って御食をつかさどったことが見えるので、その本拠地に祖神を祀ったとする説もある。 (大和・紀伊 寺院神社大事典)

 さて、豊日と云えば、豊日別、九州の東部のことを云う。豊前国仲津郡(福岡県行橋市)に鎮座する豊日別宮は道案内の神の佐留多毘古乃大神を祀る。 立地から見て、石上神宮の神を導いて来たのであろうか。



お姿
  ひっそりと鎮座している。近くの人に道を尋ねたら、「ここの氏神ですけど・・」とよそ者が何の用事だと云わんばかりであった。
 社殿の三方に千木があるのだが、正面の千木が逆さまになっているように見える。

社殿

お祭り
例祭  10月13日、14日

大和の神々
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