山邊御縣神社
天理市西井戸堂町339 ゼンリン
天理市別所町726 ゼンリン

交通案内
近鉄前裁駅から南1.5km 別所町 近鉄JR天理駅から北東1.5km、山辺小学校裏の東

祭神
建麻利尼命

由緒
 供に山辺郡所属の式内大社の論社である。
 御縣神社と称する神社も大和特有の神社である。高市、葛木、十市、志貴、山辺、曾布の六御県である。大和が朝廷の直轄地となって以降の名であるが、神祭りを行う場所としては相当時代をさかのぼるとの見方がある。

 西井戸堂町の神社の周辺に小字「アカタ」「ミクリ」「三宅」等の地名が存在する。また山辺御井の伝承を持つ井戸がある。 当社は相当な古社である。
 江戸時代には白山大権現と称し祭神は不詳であった。観音堂が現存し藤原時代の作と言われる本尊十一面観音立像は重文に指定されている。

西井戸堂町鳥居


西井戸堂町観音堂前から見た本殿



 別所町の神社は尾崎山の南麓に鎮座する。明治時代までは社殿がなく、玉垣を設けて尾崎山を御神体としていた。明治時代の発掘で、玉垣内から刀剣、金環などが出土したので発掘を中止し、そこに本殿を造営したという。

別所町鳥居


別所町本殿


お姿
 西井戸堂町 神仏習合の姿を残す珍しいたたずまいの神社である。
 別所町 寂れた雰囲気であるが、本殿などのたたずまいにはやはり式内社を思わせるものを感じる。

お祭り

西井戸堂町 10月15日 例祭
別所町 10月 1日 例祭

大和の神々
神奈備にようこそ