苫道国主神社
姫路市苫編684 its-mo

鳥居

交通

JR山陽本線英賀保駅 北東1km



祭神

苫道國主大神 配祀 菅原大神、春日大神
摂社 稲荷神社「稻荷大神」、鹿島神社「鹿嶋大神 配祀 武内宿禰命」


拝殿


由緒

 「苫」はスゲやカヤを編み、家屋や和舟を覆うのに用いるもので、雨露を防ぐのになくてはならないもの。
 往古は当地の野辺や山辺には苫葦屋根の苫屋が点在し、南方の沖辺には苫船が浮かぶと云う長閑な風景を呈していたのだろう。
 当社は苫編の鎮守の神として、請山の地に創祀した。神様岩と呼ばれる磐座に神を勧請して神事を行っていたようだ。承久三年(1221)社の建立のため、現在地に遷座した。

 『播磨国風土記』にの「讃用郡中川の里」に苫編の首らの遠祖大仲子が神功皇后が淡路の石屋の泊まった際、風雨が大いに起った。大仲子は草を編んだ苫で苫屋を作った。天皇は勅して「これは国の富である」と仰せになり、姓を賜って苫編首とした。


本殿


お姿 

 昭和五十二年の皇大神宮の式年遷宮の古材を拝領して社殿を竣工した。
 この山の中腹には貝塚が出ている。『風土記』には上記とは別に姫路の平野は海だった時の伝承が記載されている。


山上の巨岩


鹿島神社   稲荷神社


お祭り 

  10月  9日  秋期大祭

『平成祭礼データCD』、『姫路の神社』

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