百済王神社
大阪府枚方市中宮西之町1-68 its-mo

鳥居

交通案内
京阪宮之坂下車 東へ500m


祭神
百済王神、進雄命
摂社 浮島神社「高神」、稲荷神社

由緒
 百済国から渡来の阿佐太子及び其の子孫を合祀した神社で、太子の邸宅であったと言う。
 社伝から見ると、推古天皇の時に百済阿佐王来朝し、仏像並びに経典三千六百巻を廐戸皇子に献じた。 皇子はこれを寿して邸を交野郡に賜い、後、聖武天皇は王仁及び阿佐王の文教に貢献したこと少なくないと追想し、其の子孫を殊遇し、百済佛刹を建て給う。 以上は『大阪府全志』から。

 『日本の神々3』によれば、百済王敬福が当社を創建したと言う。 大仏建立の際、陸奥国で金を産出し、これを聖武天皇は喜び天平感宝と改元した程であった。 敬福は河内国守に任命され、当地に居を移したと言う。
 祖先である百済王禅広は百済滅亡で渡来、百済王氏(こきにし)と名を与えられ当地に住んだとも言う。

春日移しの本殿

お姿
 交通量の多い、歩道のない道を数分歩く・周辺は起伏に富んでおり、高所にはマンションが立ち並ぶ。 かっては、淀川の川の流れの中でこれらは八十島であったのだろう。
 神社の隣には百済寺公園となっており、往時の百済寺の礎石が置かれている。日本最初の史蹟公園だそうだ。 神社は最近建て替えられている。



お祭り
 10月15日 例大祭


参考 『日本の神々』白水社、『大阪府神社史資料』

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