阿志都彌神社
滋賀県高島市安曇川町川島615-1 mapfan

鳥居


交通案内
 JR湖西線安曇川駅 東 3km


祭神
 嶋津彦命

拝殿


由緒

 式内社阿志都彌神社(アシトミノ アシツミノ)の論社の一。他は今津町弘川の阿志都彌行過天(あしづみゆきすぎ)。
 「神社明細書」には、旧加茂大明神と称す。明応二年(1493)船木城主佐々木能登守社殿を再建す。寛文二年(1662)十一月本殿拝殿を再建す。と記されている。

 この辺りは京都上賀茂神社領の安曇河御厨の中心地であったことと、当社とは深い関わりがあると、『日本の神々5』で橋本鉄男氏は書いておられる。当社を京都の両賀茂社より古い元賀茂とする口碑があるが、これは三尾神社に伝わって来た『秀真伝』に基づいて語り継がれて来たのであろう。

 祭神の島津彦命は安曇氏の先祖の名であり、社名のアシツミが安曇の延音であるなら、有力な式内社と言えるが、これが定かではない。

本殿と石灯籠


お姿
 安曇川下流の南岸沿いは森が続いており、その中央に鎮座している。背景となる社叢が優れているので、いい雰囲気の神社となっている。

 本殿横の石灯籠は「聖徳太子の製作、佐々礼石の灯籠と称す」と記す室町時代の作。よく判らない。


お祭り
  5月 3日 例祭
  6月 30日 泥落祭大祓

参考 『日本の神々5』、『式内社調査報告』、『平成祭礼データ』

神奈備神社一覧 滋賀

神奈備にようこそ