三重生神社
滋賀県高島市安曇川町常盤木1239 mapfan

鳥居


交通案内
 JR湖西線安曇川駅 北 2km


祭神
 彦主人王 配祀 振媛
 摂社 気比神社「仲哀天皇」、足羽神社「足葉神」、垂井神社「廏戸皇子」

拝殿


由緒

 「神社明細書」によると、創立年次は不詳。応神天皇五世の孫彦主人王は高島三尾を別荘にし、ここで漁労を楽しみとしていた。別荘で崩御したので、この地に葬り、社を建てて祭祀した。振媛は垂仁天皇七世の孫で、越前国坂中井の人の娘で、彦主人王の妃であった。彦主人王の崩御後、御子の継体天皇を奉し、故郷へ帰えり、そこで亡くなった。その霊をここに合祀したと言う。

 鎮座地の背後の台地には陵墓伝承地として宮内庁管轄下の王塚古墳などがある。古墳の霊に対する祭祀の思想があり、御霊神社ができ、それが三重生神社をも御霊神社と呼ぶようになったと、『式内社調査報告』には記してある。

本殿


お姿
 鳥居から細い参道が長く続く。参道を道路が横切っている。森は目立つ。拝殿はガラスがはいっている。本殿は一段高く柵で囲まれた覆殿付きの三間社流造。
 本殿の裏には花崗岩製の宝塔がある。鎌倉後期。


お祭り
  4月 18日  例大祭
  7月 5日 がわたろ祭


本殿

参考 『式内社調査報告』 、『平成祭礼データ』

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