吉御子神社
近江 甲賀 滋賀県湖南市石部西1-15-1

鳥居

交通
草津線石部下車 南西へ500m its-mo

祭神
吉彦命、鹿葦津姫命、吉姫命、應神天皇、猿田彦命

社殿

由緒
 崇神天皇六十八年、石部山に神々が降臨、弘仁三年(813年)に現吉姫神社に遷し、承平五年(935年)に吉彦神、吉姫神を当社へ遷座したと社頭石碑にある。
 近江国甲賀郡に延喜式内社に石部鹿鹽上神社の名が記載されているが、吉姫神社、吉御子神社が共に後裔の論社とされている。

 石部鹿鹽上神社の名から思うのは、大和国吉野郡に鎮座の式内社の川上鹿鹽神社であり、この社は吉野国樔の始祖を祀るとか、味鋤高日子根尊を祀るとの説もあるる。近江の石部神社の祭神は鴨族の祖である天日方奇日方命が多い。味鋤高日子根尊、国樔、土蜘蛛、銅鐸、一連のつながりを思わせる神社である。 今の所、想像力をかき立てる程度。

本殿

お姿
山城の上賀茂神社の本殿を1878年に移築、重文の吉彦命の坐像がある。

本殿

   近江の著名な神奈備山である三上山が見えなくなる地域、石部山を神奈備山としての創建。
 草津から石部へ電車に乗ったが、向かって右側の山々はとことん削られていた。石にまつわる仕事が多いのだろうが、左側遠くに優美な三上山が見えているのに比べて極端なコントラスト。

お祭り

 5月 1日 石部祭

参考
式内社調査報告十二巻
日本の神々4

楡山神社サイトの倭姫命世記十八年

延喜式神名帳 近江

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