十二神社
大阪府池田市豊島南1-2-9 mapfan

鳥居

交通

阪急石橋 南西1km



祭神

十二大神(天神七代、地神五代)

拝殿

由緒

 鎮座の森は駒の森と呼ばれる。
 この辺りの産土神。一時、神田の八坂神社に合祀されていたが、昭和二十一年旧地に復古した。

「天神七代」 国常立尊より伊弉諾尊・伊弉冉尊に至る七代の神々。
『古事記』では、国之常立神、豊雲野神、宇比地邇神・須比智邇神、角杙神・活杙神、意富斗能地神・大斗乃弁神、於母陀流神・阿夜訶志古泥神、伊邪那岐神・伊邪那美命の七代。
 『日本書紀』では、国常立尊、国狭槌尊、豊斟渟尊、泥土煮尊・沙土煮尊、大戸之道尊・大苫辺尊、面足尊・惶根尊、伊弉諾尊・伊弉冉尊

「地神五代」天照大神、天忍穂耳尊、瓊々杵尊、彦火火出見尊、鵜葺草葺不合尊。

本殿


お姿

 伊丹空港にも近く、おまけに中国自動車道を車が排気ガスをばらまきながら走る。
 この地域にとってはやはり貴重な森。楠木の大きい木のほかにアラカシ、エノキ、クロガネモチ、ヤブツバキ、アオキなどが植えられている。

 境内に防空壕が残っている。大戦の際、空襲から身を守るために各地所各家庭に掘られた。この神社のものは既に埋められている。小生の生まれた家では山の崖に横穴を掘り、奧で直角に曲げられていた。愛犬が死ぬ際、この中にはいって事切れていたことを思い出す。 

防空壕跡


お祭り

 11月 11日 例祭


由緒 平成祭礼データから

 十二神社は「十二の宮」又「駒の森」と称し北今在家、西市場、北轟木(古くは下河原)三村の産土神として厚い信仰をうけていたが、明治四十二年、当時の国の神社制度に基づき神田の八坂神社に合祀された。然し乍ら長い歴史と伝統に基く氏神氏子の親密なる関係は極めて強く、昭和二十一年五月、長年に亘氏子の切なる念願が実り旧宮地に奉遷せられ改めて「十二神社」の創祀となり今日に及んでいる。
以上


『平成祭礼CD』

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