岡田神社
西宮市岡田4−1 itu-mo

神戸女学院の鳥瞰図

交通案内
阪急今津線 門と厄神 西500m


祭神
天御中主命

社殿



由緒

 創建年月は不詳。中世以降頗る衰微して境内にただ二、三本の樹木のみを存していたと伝えられている。
 『吉井神主家日記』の文政五年(1822)の條によると、従来神木のみがあって祠がなかったが、この度一坪ばかりの練塀を築こうとして、廣田村の岡田氏敷家の寄進により、敷地の内に土を運んだが、未申の方向に少し石の現れたのがあったので、これを掘り起こして見ると、横幅一尺五寸、高さ三尺五寸の石日祠であった。驚いて神主に届け出て子細に調べてみると 正しく岡田神社の石祠に間違いがなく、後に大坂奉行所の許可を得て即ち本祠とした。

 明治十一年、廣田神社の摂社に定められる。

 注意すべき口碑として、往古筑前国岡田村の者が神功皇后に供奉してこの地に至り、廣田神社の創建に奉仕し、ついにこの地に居住し、子孫が繁栄し、やがてその祖神をこの地に鎮祭したものであるといふ。

 神武天皇の條に、「筑紫の岡田宮に一年坐しました」とあり、関連が伺われる。

社殿


お姿

 神戸女学院の東門から岡田山を登る。森と美しい校舎に囲まれた女の園を歩く。やがて校舎の後ろ側から社殿が見えてくる。3段程度の石段を登ると、境内は苔が蒸しており、訪れる人の少ないことがわかる。キリスト教の中にひっこり神社が鎮座すると云う希有な姿である。参詣には事前に有印文書で廣田神社に申し込み、許可を頂いておく必要がある。


お祭り
  3月 5日  例祭



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