三輪神社
大阪府高槻市富田町4丁目三輪mapfan



鳥居

交通

阪急富田駅 南600m



祭神
大己貴命、味高彦根命、田心姫命

由緒

 創建年代は不詳。『摂津名所図会』によると、大和国三諸山から勧請し、寛永年間(1624〜44)に僧龍渓が再興したと伝えられる。

 この神社の東側では豊富な地下水を利用した酒造りが盛んであった。現在も若干の酒造家が残っていると言う。江戸初期の酒造りの勃興期に勧請されたのであろう。鴨の大神と母神も祀られているのは当地は鴨族の土地柄でもあったことによるものと思われる。

 寛永一六年(1639)に落成した元は華美であった本殿のほか、拝殿や絵馬所、社務所などがある。また寛文の年紀がある大鳥居をはじめ、燈籠や狛犬など、江戸時代の石像物も多く現存する。



社殿
 

お姿

 古くからある東からの鳥居以外に西側からの鳥居が最近の入り口になっている。

 境内には多くの摂社が鎮座、それぞれ朱色の神殿と垣を持っている。参拝者が途絶えることがないようで、彼らは本殿始め各摂社を丁寧に回ってお参りしているようだ。

 大和の三輪神社からの勧請社とあるが、神奈備山らしい山はない。平地への勧請のようだ。さほど古い時代の勧請ではなかろう。


お祭り

  10月15日  



摂津名所図会の三輪明神

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