先宮神社
諏訪市大和3丁目  mapfan

鳥居
参道前に狭い溝があるが、敢えて橋を架けない。
祭神が此の地に留まることの証


交通

JR上諏訪駅 北2km



祭神

高光姫命 または稲背脛命


由緒
 創立は文明十八年(1486)以前。建御名方命が州和(諏訪)の地に遷御された以前よりの原住民の産土神であった。
 建御名方命が出雲の国譲りで負けて当地に留まる意思表示をして命を救われた話が『古事記』に出ているが、この話の元種が建御名方が信濃に乗り込んできて原住民を征服、すなわち在来の神々を従えて、ここの高光姫命は当神社から一歩も外に出ないことを誓ったのであるが、それが『古事記』編纂者のよって、負けて出ないのが建御名方命とした物語に置き換えられた。『日本書紀』には、この建御名方命のお話は記載されていない。

 神社名については、古くは「新海宮社」、「鷺宮」などと言う名称であったようだ。


拝殿


 高光姫命は当神社から一歩も外に出ないことを誓ったことは、「和」の心の発露であって、鎮座地も地図上では「大和(おわ)」のようだ。


欅の木


 

お姿

 ケヤキの大木があり、目をひく。 幹7.45m、樹高25m、樹齢650年。
 古来、大樹は人を育てると言われる。市の文化財。

 社域の北側に道祖神の石碑が置かれている。


道祖神


お祭り

  9月 29日に近い日曜日 例大祭  


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