須佐神社
和歌山県田辺市中万呂5 its-mo


交通案内
紀勢線  天王寺→和歌山→紀伊田辺 駅の東2km

 
祭神
須佐之男命 配 稻田比賣命、八王子神

摂社 玉置神社 ほか



由緒
 天王の森と言う小山は岩船山と呼ばれる。かってはこの山の頂上に東向きで鎮座。
 須佐之男命がこの地に到着し、木種を播いたとの伝承がある。
 神武天皇が即位された時に祭祀されたという。
 豊臣秀吉紀州平定時、この社でけが焼き討ちを免れたと言う。紀州の豪族で玉置氏のみが秀吉に見方をして勢力を伸ばしたが、玉置氏の祀る神社であったものと思われる。
 熊野古道中辺路の北側に鎮座する。



お姿
 天王池の正面に鎮座、岩船山の頂上の旧社地とおぼしき場所には磐座があるとのこと。


社殿



お祭り
 7月 7日 夏祭
11月23日 新嘗祭 獅子舞は民俗文化財。寝獅子の際、天狗、お多福が獅子を起こす。その所作は微妙。お多福の作った陽物を右肩にかつぎ中腰で腰をふりふりする踊りは例をみない。五穀豊穣を祈る神事。

紀伊續風土記 巻之七十二 牟婁郡 萬呂荘 下萬呂村から


○牛頭天王社   境内森山周二百八十四間
 本 社  稲田姫 素盞嗚尊 八王子 合殿
 摂社二社  熊野権現 天照太神 社   稲荷社
 末 社 弁財天社     拝 殿
中萬呂村の界小名天王代といふにあり 萬呂三箇村の産土神なり 神主を土井氏といふ


 

和歌山県神社誌、平成祭礼データ、教育委員会説明板


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