走落神社(はしりおち)
豊能郡豊能町木代 ゼンリン


交通案内

 茨城余野線木代

祭神

天照皇大神、建速素盞嗚尊、少彦名命、稻倉魂神、五十猛大神、水波能賣神、白山姫神、應神天皇、天武天皇、武内宿禰命

由緒

 小玉神社の地に藤森神社の本殿を移したものである。

 社伝によるとこの神社の鎮座する木代庄は、平安時代末期、貝川三位長乗が一族三十六人を率いて、 都より来り開発の鍬を打ち込んだのが始まりと伝えられている。 そして木代、切畑、大円という三村を開発した。 この時の三ヶ荘の氏神として、木代庄大円村に延喜式内走落神社を創立したとなっている。

 かって式内社とされた走落神社は既に失われていたのであろう。再建したと理解できる。

 神社の説明によると「走落」の社名と走落神社周辺の地名等から走落神社創生当時、 その近辺に病気に効験のある冷泉か、温泉が湧出しており、湯治に集まった人等の尊崇を集めた神社ではないかと思うと解説されている。 先ず「ハシル」は、万葉集でも「岩走る垂水の」等、水の流れる形容に使われており、 この様な事から「水が流れ落ちている所にある神社」ということが考えられる。 又、走落神社が三社に分散した時の一社に「走湯天王社」があり、 この社名は“湯が迸り出ていた”と解することが出来る。とある。

 五十猛命が祀られている由緒は今となっては解らないのであるが、能勢の山中であり、 また地域の名前が「木代」であることからも、植林製材に関わる民人が奉戴したものであろう。

お姿

 鳥居から石段を30段ほど登ると三間社流造の立派な社殿がある。 大きい檜が社地内に多い。たたずまいの良い神社である。

社殿


鳥居



お祭り

例祭 10月15日

五十猛命ホームページ
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