九頭神社
紀の川市荒見294 mapfan

交通案内
阪和線  天王寺→和歌山  和歌山線 和歌山→粉河 南へ紀ノ川を渡る。徒歩40分

一の鳥居と参道



祭神
須佐之男命、稲田姫命


二の鳥居と拝殿

拝殿正面に昭和天皇のご真影



由緒とお姿
 天正十五(1587)年、当地に遷座。 現在の鎮座地は亀甲山と称し、亀甲石の上に本殿が建てられている。 亀甲山と言うのは、竜門山を水源とする中筋川の流れが二つに別れまた合流する中之島が、山頂に向かっている亀のような形をしており、その背中中央に亀の甲にそっくりの大岩があり、めでたい亀にあやかって、当地に永久に鎮座されることを願っての建立と言う。

 この神社の参道も石を組み合わせた垣で囲われている。何か石、石、石を志向しているような神社である。

 当社は「あらみの宮」として知られており、特に子供の「ヒキツケ、驚風」には霊験が著しく、また頭の神様として篤い信仰ががある。


流造の本殿


お祭り
10月17日 例大祭


紀伊續風土記 巻之三十八 那賀郡 安楽川荘下 安良見村から

○九頭大明神社  境内森山周二百五十間許
 本 社 方一間半
 末社六 八幡宮、祇園社、荒神社、金毘羅社、春日社、愛宕社
 拝 殿 五間半 一間半 舞 台  西 廳 一間半 三間 
 東 廳 二間 五間
村中にあり 一村の産土神なり 祀神素盞嗚尊稲田姫といふ 社地を亀甲といふ 社地の形後に山あり  鳥居前にて合流し其処道細くして亀の尾に似たり 因りて名とす 当社古は今の地より艮二町許にありしを天正十五年今の地に移すといふ 祭礼九月二十六日なり

天正十五年 1587。

紀の国 古代史街道 紀ノ川上中流域
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