神楽神社

和歌山県田辺市神子浜307 mapfan

鳥居



交通案内
紀勢線  天王寺→和歌山→田辺 田辺駅 南1.5km



祭神
天太玉命、天宇受賣命、火産靈命
合祀 毘沙門天、妙嚴宮

拝殿


由緒
 創祀は宝亀六年(775)九月勧請と社伝は言う。
 江戸時代は社名を大梵天王社というように両部神道で神子浜村の産土神として崇敬された。
 神仏分離もあって明治四年に社名を神楽神社と改称。鎮座地の神子浜は神楽神子の居住地に因んだとされる。明治十年に村内の若宮神社、岩戸別神社を合祀した。

本殿




お姿

 鎮座地は平地なのだが、背後は森。
 博物学者の南方熊楠は田辺をこよなく愛し、終の住処として、当神社への度々訪れた。ここには鬼橋岩と言うこの地域独特の波の侵食によって出来たものや神社の森の着生植物粘菌等一木一草に興味を持ち、森の裾には溜め池があってここで珍種の藻を発見した。

発見を記念する石碑   鬼橋岩
 



お祭り
11月23日 例祭
 前日の宵宮祭に続いて神楽獅子の先払いで子供神輿、大榊、絹笠、紅白旗、日月旗、神輿などの行列が続く。宮入り後には巫女の里神楽、獅子神楽などが奉納される。




紀伊續風土記 巻之七十一 牟婁郡 田辺荘 神子浜村から

○大梵天王社  境内山周百四十間     
    村中にあり 一村の産土神なり 籠所あり

○若   宮  境内森山周百三十六間     
    村中にあり 摂社に秋葉権現社あり

○妙 見 社  境内周四十八間     
    摂 社 毘沙門天社 拝殿 村中にあり

 

古代史街道 紀ノ国編
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