熊野古道、和歌山県の王子社
橘本王子

海南市下津町橘本字岩屋谷1084ノ2 ゼンリン



 搭下王子跡から30分。地蔵峰寺を過ぎると眼下に橘本の集落が見える。舗装された道から集落に転げ落ちるようにミカン畑の中へ古道は続く。延々と続くミカン畑の間を抜けて急坂を落ちて行って集落に出る。道標に従って熊野古道を西に外れて阿弥陀寺に至る。この境内が橘本王子跡とされ、「しもつ野のみち見て歩き」の説明板がたっている。 現在は
橘本神社に合祀されている。
 続風土記には白河上皇がこの地に泊まり「橘の本に一夜の旅寝して入佐の山の月をみるかな」と詠まれたと記されている。入佐の山とは南の鉢伏山との事とされる。


橘本王子の跡地を示す阿弥陀寺山門



橘本神社

藤白王子から山口王子への地図


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