熊野古道、和歌山県の王子社
中村王子

和歌山市楠本 ゼンリン 西側は若宮跡



 中村王子は紀ノ川を渡る準備を行う王子である。紀ノ川を紀伊御川と称し、水浴する祓川であった。 力侍神社の西300mがその跡とされる。力侍神社に合祀されている。和歌山県教育委員会の建てた説明板がある。

 「続風土記」では中世川辺の中村と呼ばれた楠本の楠大明神社(楠本神社)を中村王子に比定している。346 また「紀伊国名所図会」では集落北西端にあった若宮八幡宮に当てている。 「熊野大社」では、楠本286の川永小学校 早朝に和泉国信達を出立し、紀ノ川を渡って昼休みを取ったと言う。これは健脚である。

中村王子跡付近



力侍神社



川辺王子、中村王子と力侍神社への地図


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