小口高倉神社・桜茶屋跡、百間ぐら 田辺市本宮町→熊野川町
止みそうもない雨が降り続く中を小雲取り越えに入る。どんどん登っていく。 参詣道夫の帰路ゆえ王子社はなく、茶屋跡が一つの目印となる。1時間ほどで松屋茶屋跡が現れる。 万才峠への分岐を過ぎると百間ぐらという見晴らしの良い峠にでる。 万才峠方面への古道は伊勢街道である。 次に桜茶屋跡にさしかかる。さっては桜の大木があったようだ。 ここから見下ろす小和瀬のはずれに白装束の巡礼を見ると、茶屋の主人は大急ぎで餅をつき、お茶を沸かし、準備を整えた頃、先刻の巡礼が店先に姿を現したと云う。 小雲取り越えと大雲取り越えとの境が小口と云う。 かっての長井村。ここで小雲取り越は終了。6時間。 新宮市熊野川町上長井381番地 its-mo 祭神 高倉下命 合祀祭神 不詳六柱 由緒 三ヶ村の産土神で、上流の渡月橋のたもと「いわばな」に鎮座していたが、洪水で流されてこの地に流れ着いたのでこの森に祀ったと伝わる。明示の初年までは正月十五日に元地で火祭り神事が行われていたが今は廃れている。 お姿 境内の大杉の樹齢は知る由もない。社叢は杉、桧、あらかし、もちのき、たぶ、かごのき等の暖地性の広葉高木やあおき等の低木もある。 祭礼 12月第1日曜日 氏神樣の大祭 わかやま観光情報 街道マップ 次の大雲取越えへ。 熊野古道、中辺路 熊野古道、九十九王子社 古代史街道 紀ノ国編 神奈備にようこそに戻る |