熊野古道、大阪府の王子社
池田王子と夜疑神社

岸和田市下池田


池田王子跡 田畑の向こうのアパートの右側角付近 久米田駅プラットホームから




 井ノ口王子跡から30号線を和気町に行く。槇尾川の柳田橋を渡ると道標がある。府道の直線化工事で、小栗街道は消滅している。とにかく30号線をさらに小田町、西大路町、大町へと南東に2km程進む。 JR阪和線久米田駅前にでる。池田王子は久米田駅の西に接している田畑の北側にあったと言う。推定地に立てられた王子跡すらなくなってしまった。草舞台と呼ばれてきた土盛りされた場所があったが、ならされて畑になっていた。それが民有地の悲しさ、今やアパートの駐車場と畑になってしまった。
 池田王子は近くにあった菅原神社に合祀され、更に丸ごと夜疑神社に合祀されている。別名を積川王子とする所から見ると、積川(つがわ)神社との関連もあるのでろう。


久米田駅の西の保育園の隣のアパートの駐車場(池田王子跡)




JR久米田駅前の大和銀行から小栗街道(30号線)を南へ




夜疑神社


岸和田市中井町2-7-1 
ゼンリン


夜疑神社


祭神 布留多摩命
由緒 布留多摩命は和多罪豊玉彦命の御子神とされている。八木一族の氏神である。式内社。
お祭り 10月9日秋祭り、ダンジリ

夜疑神社



積川神社
岸和田市積川町349番地

祭神 生井神、榮井神、綱長井神、阿須波神、波比岐神


由緒 当神社は第十代祟神天皇の御代にこの地に創立され、地名は前に牛滝川、後に深山川 と高低相会する地に位するので積川の称があります。
延喜式内社で和泉五社に列し歴代天皇の勅願社として又武将の崇敬も厚く、天正の頃 まで社領六百石を有していましたので格式のあった神社であることが想像されます。 社域は府道牛滝街道に接して一段の高所を占め、二千五百坪の広さの境内を有し、古 木森然とした中に本殿(三間社流造、屋根桧皮葺)があります。建築年代は詳らかで はありませんが慶長七年、豊臣秀頼が片桐且元を普請奉行として大修理を加えられ現 在にその様式を伝える桃山建築の優雅広大なこと、特に高欄の彫物の色彩の鮮かなこ とは美の極地とされて、建築の大家をうならせています。
この本殿は大正三年四月に特別保護建造物(国宝)に指定されました。


お祭り 10月8日 秋祭り

井ノ口王子から池田王子への地図


前の王子社、井ノ口王子

公式 夜疑神社
公式 国宝積川神社のホームページ
次の王子社、麻生河王子


熊野古道 紀伊路 大阪府の王子社
熊野古道、九十九王子社
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