味鋺神社(あぢま)
名古屋市北区楠町味鋺2−736 ゼンリン



交通
名鉄小牧線味鋺駅より西南西700m



祭神
 宇麻志麻治命、日本武命、天照大神、別雷神、天児屋根命、品陀別命、武甕槌命
 もと六所明神と言う。
 名古屋市にあるこの神社については由緒を書いた物は置かれていない。文化財への行政の姿勢の差を感じる。

注釈
 尾張国春日部郡の式内社である。
 この地域は味鋺(あじま)とか味美(あじよし)と呼ばれ、物部氏の可美真手命の名にちなんでいる。宇摩志摩治命とも表記する。
 可美真手命は饒速日命の御子で、物部氏の祖神とされている。神武の御代、宇麻志麻治命は物部一族を率いて尾張国に居住したと伝えられている。大和朝廷の権力が及ぶにあたって、物部氏族は平地から山手の土岐の方に追われたとされている。

たたずまい
 社殿は厳かな造りである。楠木等木々が多い良い神社である。北側に味鏡寺がある。


拝殿



鳥居





お祭り
 7月16日 夏祭り
10月10日 秋例大祭

『平成祭礼データ』から 

 当社は延喜式神名帳に記載されている古社である。宇麻志麻治命は物部氏の始祖であり、その子孫が美濃、尾張、三河を平定しこの地に祖先を祀ったと伝えられている。
 以上


物部氏ホームページ

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