錦山神社 
高山市江名子町368番地 地図

鳥居


交通

高山駅東2km

祭神

物部守屋大連命
合祀 倉稻魂神、武甕槌神、天兒屋根神、經津主神、姫神、吉黍備社

拝殿


由緒

 物部守屋大連命は、用明天皇の時代(587年)に皇位継承問題と崇仏問題とで蘇我馬子と争い、滅ぼされた。
 守屋の一族は難を逃れてこの地に潜居したので、後にその御霊を奉斎したのが起源との伝説がある。
 神社裏に祠があるようで、守屋ヶ洞と称している。守屋宮とも言われた。
 時は流れ、永禄年間(1558〜)高山城主の金森二代可重がこの地に、山城国の伏見稲荷を勧請して、飛騨稲荷宮の総社とした。
 明治三年、この神域は物部守屋大連命を祭っていた場所であり、小祠もあったので、守屋宮と稲荷社を合祀して、錦山神社と改称した。
 大乗院が別当として支配した神社であった。江名子の修験道金剛院の山伏などが深くかかわり、大国伝説を残しているとのこと。

覆殿、この中に神明造の本殿があるはず

お姿
 山裾に西向きに鎮座。境内は森厳で、巨木が多く、神々しさを感じる。階段の途中に樹齢400年の杉の木がそびえている。稲荷を勧請した頃に植えられたのだろう。

御旅所 神社の西の橋を渡った所
 

お祭り
 5月 4日、5日  例祭

参考書 飛騨の神社、社頭掲示版 平成祭礼CD

物部氏ホームページ

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