可美真手命神社(うましまで)
神戸市西区押部谷町細田1323

交通案内
神戸電鉄栗生線下車南西へ2km バス停住吉下車すぐ小山へ登る。



祭神
宇麻志麻手命



由緒
 明石川を隔てて住吉神社がある。この元宮とのことである。成務天皇十九年三月九日の創建と伝えられる。延喜式内社。


 住吉神社は孝謙天皇の天平勝宝六年九月十三日の創立になる。 摂津の国住吉神社の社家津守連(つもりのむらじ)が楯神鉾神と共に宮山に勧請した最初の鎮座地。
 その後、住吉神社は現在地に遷り、本宮が残ったのである。住吉神社の摂社に楯神社、鉾神社がある。おそらく 宇麻志麻手命はこの神であろう。宇麻志麻手命は大和を出て越後から播磨を経由して石見に入っているとの伝承がある。
 住吉神社は極めて美しい神社で木々もよく手入れされているし社地も大きく金がかかっている神社である。秋の例祭は10月9,10日。


お姿
 可美真手命神社は本殿と鳥居だけの質素なたたずまいである。昭和四十二年にできた石鳥居は震災で倒壊したのであろう。 平成七年に再建されている。小山は雑木林で覆われている。

 宮山は本住吉山とも呼ばれる。縄文土器が出ており、本住吉遺跡と言う。また頂上平坦部より弥生時代中期から後半にかけての土墳墓と考えられる遺構が出ている。

 小山から雄岡山と言う三輪山に似た神体山がよく見える。雄岡神社が鎮座している。地名も神出となっている。 この山のペアーのような雌岡山には神出神社が鎮座。おっこうさん、めっこうさんと呼ばれる。





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