櫛玉命神社(くしたま−の−みこと)

高市郡明日香村真弓51its-mo


鳥居


交通案内
近鉄飛鳥駅西側 南500m


祭神
櫛玉彦命、櫛玉姫命、天明玉命、豊玉命
摂社 牛頭天王宮


由緒
 玉作連が祖神を祀った。櫛玉は奇霊の意味とも言える。飛鳥坐神社の裔神とされている。大和国高市郡の延喜式内社櫛玉命神社四座に比定される。近世は八幡神社と称したが、明治頃に現社名に変更したと言う。

 広瀬大社の宮司さんによると、奈良県の櫛玉命は饒速日命と考えて差し支えはないとのことである。従って、ここでは櫛玉彦命を饒速日命の事と理解しておく。櫛玉饒速日命は物部氏の祖神であるが、蘇我氏隆盛を極め、物部氏が衰亡した段階で饒速日命の名を出すのをはばかり櫛玉だけを残したのかもしれない。 もしくは、長髄彦が本来の祭神であり、記紀の記述の普及により、変更していったのかも知れない。
  広瀬大社では櫛玉(姫)命は本殿の一つに祀られているが、饒速日命は摂社「饒速日命社」に祀られている。



本殿


お姿
 こんもりとした杜を南から回り込み、西に入り口がある。 社殿は南向きに鎮座している。小さいが風格を感じる。

 摂社の牛頭天王宮は鳥居と石の組み合わせの神社で、原始の姿を思わせる。



牛頭天王宮



お祭り

 8月31日 おひまち祭り
10月 9日 秋季例大祭 

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