意賀美神社(おかみ)
枚方市枚方上之町 ゼンリン

交通 京阪枚方公園駅南側の小道を枚方駅方面へ10分 万年寺山 元は南100mの旧伊加賀村字宮山に鎮座

祭神
神 合 素盞嗚尊、大山咋神

摂社
金比羅神社、稲荷神社


二の鳥居

由緒
 当社祭神の高神は水神である。旧社地と現社地との間を蔵谷と言う。 淀川水系を利用した北河内の農耕民の祭祀してきたものと『日本の神々3』では記されている。 とは言え、旧・現社地の山も水源地とされる程の山ではない。

 『枚方市史』には、開化天皇の頃、この地に物部の遠祖饒速日尊の五世孫の伊香色男、伊香色女の邸宅があり、この神が鎮座していたと言う。旧社地の伊加賀村の地名のゆわれである。 この豪族は近江の伊香郡物部郷辺りからやってきたのだろうか。

 何でも饒速日尊だ!と言う人なら、高神=饒速日尊のいい材料になる地名であり、神社である。

お姿

本殿は覆殿の中。
 石段途中の庭に小さい梅林がある。2月1日であるが少しほころんでいる。
 旧社地の近くの鷹塚山遺跡からは弥生時代の小型重圏文鏡などが出土している。
 現社殿は万年寺山古墳の上に建っている。ここからは八面の銅鏡が出土、内六面は三角縁神獣鏡であり、東は静岡、西は福岡からの出土品と同范・同型である。


拝殿


お祭り
春季例祭    4月15日、秋季例祭 10月14、15日

 『日本の神々3』白水社


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