磐船大神社(平石)
南河内郡河南町平石484番地 its-mo
鳥居
交通 近鉄富田林駅より バス平石行き平石下車高貴寺経由20分 このバスはめったにない。
祭神
主神 天照國照彦天火明櫛玉饒速日尊、天照大神、高皇産靈神 配祀 表筒男命、中筒男命、底筒男命、應神天皇、可美眞手命、御炊屋姫命、大山祇命
摂社 豊受大神他五柱
磐座 約13m長 これがまた巨石の上部に鎮座している。
磐座
注釈
饒速日命が天磐船に乗って河内河上の哮峯(たけるがみね)に天下ったとの伝承から、この神社の後ろの山を哮峯として饒速日命を祀っている。
境内には巨岩が多く、古い信仰の地であったと思われる。この付近は蘇我氏の地盤であり、物部氏の入り込む余地はない。磐座が多く、磐船を連想させる。ここに饒速日命の伝承が出来たのであろう。
この神社は長い間祭祀の原型として「神奈備」の様式をとっていたようで、山全体が御神体とされている。三輪大社のように本殿がなかったのであろう。
本殿の真後ろの上部に巨岩があり、磐座であり神の依り代であったのだろう。
近くに高貴寺があり、神仏習合時は寺の鎮守であった。高貴寺の大徳慈雲尊者が葛城神道を創唱する際、本社を根本道場として「樛宮」「栂の宮」と命名したとの事である。葛城神道で十善の道を説いたとの事で、十善法話十巻を著したとされている。
たたずまい
巨岩と鬱蒼とした木々に囲まれ、これぞ太古からの信仰の地といえよう。巨石には天磐船石、浪石、燈明石などの名がついている。哮峯の山中にあり、緑に包まれているよい神社である。
本殿
本殿背後の磐座
河内名所図会の磐船明神
『平成祭礼データ』から
創建の年代は不明だが饒速日尊が十種の神宝を持って天の磐船に乗ってこの地に降りられたと言う伝説がある古社である。
以上 |
河南町持尾山中の磐船神社
持尾城址の碑の奧に行く。神社の奧に配水施設がある。ゼンリン
物部氏ホームページ
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