銅鐸青草物語

 西暦紀年  大陸と半島 銅鐸 列島の動き その他
−219 秦、徐福を派遣  

 
   
−202 前漢
 
  稲作、東北北部に到着  
−150
 
最古の菱環鈕式   弥生前期末
−140   ○環濠集落と周辺の小規模集落 弥生中期初
−130   ○水稲農耕の共同労働  
−120   ○灌漑水利・物質分配・婚姻  
−110   外縁付鈕式 ○全体として一つの共同体適結合 別れて百余国
−100   ○銅鐸は弥生中期のイデオロギー装置  
−90      
−80      
−70   扁平鈕式    
−60     荒神谷遺跡
−50   池上曽根遺跡
唐子鍵遺跡
奴国で青銅器生産基地
−40   利器:石から鉄へ転換進む 近畿各地で青銅器制作
−30   突線鈕式T 環濠集落中心の共同体が変質へ  
−20   百余国から朝貢国が出る  
−10   聞く銅鐸の終焉・埋納へ 環濠集落の消滅 加茂岩倉遺跡
銅鐸の空白時代 ○共同体、広域化への変質 弥生中期末
10   見る銅鐸の時代へ   弥生後期始
20   瀬戸内で高地性集落 鉄の流入で新秩序へ組み直し  
30 後漢 突線鈕式U 首長層の成長と権力増大  
40 見る銅鐸は畿内東海地域=狗奴国 新首長層間のネットワーク化進む  
50      
60   57 漢倭奴国王の金印拝受  
70   突線鈕式V   近畿高地性集落
80      
90      
100      
110   突線鈕式W 倭国王帥升朝貢  
120      
120      
130      
140   北部九州 広形銅矛  
150   突線鈕式X 倭国乱 北部九州瀬戸内 対 畿内東海 出雲 四隅突出型墳丘墓
160   瀬戸内中部 円形墳丘墓
170   銅鐸銅矛巨大化へ 出雲、タニワに巨大墳丘墓
180 黄巾の乱 弥生後期末
190 魏呉蜀三国時代 卑弥呼共立 北部九州・瀬戸内連合 弥生終末期に
200 204帯方郡設置 見る銅鐸埋納 九州瀬戸内:邪馬台国、畿内東海:狗奴国 不老長生の神仙思想の普及
210   画文帯神獣鏡(公孫子から)   神獣鏡の出土は畿内が多い。
220   三角縁神獣鏡 伊勢湾岸には画文帯神獣鏡はない 鏡は光の呪術+道教
230        
240   卑弥呼、親魏倭王の印授・銅鏡100枚を受ける 狗奴国との交戦激化  
250     248卑弥呼死す。大冢を築く
男王立つも乱れ、台与擁立。
 
260 265西普 箸墓古墳の造営 邪馬台国が狗奴国に侵攻 古墳時代
270     台与遣使す  
280 陳寿『三国志』 前方後円墳体制 初期大和王権発足 ○宗教的権威 ○政治的権威○軍事的優位性


銅鐸の役割
 春 水田を見守る。辟邪と言う。
 秋 稲穂の魂が逃げないように保倉に共に鎮座。

荒神谷遺跡 出雲東部、瀬戸内への呪禁

加茂岩倉遺跡 北部九州への呪禁 『出雲国風土記』大原郡 神原の郷 古老の言い伝えるところでは、天の下をお造りなされた大神の神御財を積んで置き給うた場所である。だから神財(かむたから)の郷というべきだが、今の人はただ誤って神原の郷といっているだけである。(天平五年 733)
 700年の時を隔てて記述された大国主の国譲りの一場面と思われる。

卑弥呼の鬼道 道教で、長生きを説く。

銅鐸の埋納 重要な祭祀には境界に埋める。新しい銅鐸を入手して祭りを続けるが、入手できずに、銅鏡に変わっていく。同時に祭り方も変わって行く。首長霊を祭るようになり、鏡を共に古墳に埋める。

前方後円墳 前方部は銅鐸、後円部は鏡である。



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