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神代記
縄文の神々
 縄文の神々についての投稿ログ

 ここに天忍穂耳命、天(アメ)の浮橋(ウキハシ)に立たして詔(ノ)りたまはく、「豊葦原の千秋長五百秋の水穂国は、いたく騒(サヤ)ぎてありなり」と告(ノ)りたまひて、更に還り上(ノボ)りて天照大神(アマテラスオホミカミ)に請(コ)ひたまひき。
(中略)
 故(カレ)、この国にちはやぶる荒ぶる国つ神等(ドモ)の多(サハ)にありと以為(オモ)ほす。


大屋毘古神 大屋毘古神についての投稿ログ

 かれ、生みし神の名は大事忍男神(オホコトオシヲノカミ)。次に石土毘古神(イハツチビコノカミ)を生み、次に石巣比売神(イハスヒメノカミ)を生み、次に大戸日別神(オホトヒワケノカミ)を生み、次に天之吹男神(アメノフキヲノカミ)を生み、次に大屋毘古神(オホヤビコノカミ)を生み、次に風木津別之忍男神(カザモツワケノオシヲノカミ)を生み、次に海の神、名は大綿津見神(オホワタツミノカミ)を生み、次に水戸(ミナト)の神、名は速秋津日子神(ハヤアキツヒコノカミ)、次に妹(イモ)速秋津比売神(ハヤアキツヒメノカミ)を生みき。大事忍男神より秋津比売神まで并せて十神。

 御祖(ミオヤ)大穴牟遅神(オホナムヂノカミ)に「汝(イマシ)はここにあらば、つひに八十神のために滅(ホロボ)さえなむ」といひて、すなはち木国(キノクニ)の大屋毘古神(オホヤビコノカミ)の御所(ミモト)に違(タガ)へ遣(ヤ)りたまひき。ここに八十神覓(マ)ぎ追ひ臻(イタ)りて、矢(ヤ)刺(サ)し乞ふ時、木の俣(マタ)より漏(ク)き逃(ノ)がして云(ノ)りたまはく、「須佐能男命(スサノヲノミコト)の坐(イマ)す根の堅州国(カタスクニ)に参(マヰ)向(ムカ)ふべし。必ずその大神議(ハカ)りたまひなむ」とのりたまひき。


須佐之男命 須佐之男命についての投稿ログ

 故(カレ)、詔命(ミコトノリ)の随(マニマ)に須佐之男命(スサノヲノミコト)の御所(ミモト)に参(マヰ)到(イタ)れば、その女(ムスメ)須勢理毘売(スセリビメ)出で見て、目合(マグハヒ)して相婚(ア)ひまして、還(カヘ)り入りて、その父に白(マヲ)して言はく、「いと麗しき神来ましつ」とまをしき。ここにその大神出で見て告(ノ)りたまはく、「こは葦原色許男命(アシハラシコヲノミコト)と謂(イ)ふぞ」とのりたまひて、すなはち喚(ヨ)び入れて、その蛇(ヘミ)の室(ムロヤ)に寝しめたまひき。。

 故(カレ)ここに、黄泉比良坂(ヨモツヒラサカ)に追ひ至りて、遥(ハロハロ)に望(ミサ)け呼ばひて大穴牟遅神(オホナムヂノカミ)に謂(ノ)りて曰(イ)はく、「その汝(ナ)が持てる生大刀(イクタチ)・生弓矢(イクユミヤ)をもちて、汝(ナ)が庶兄弟(ママアニオト)は坂の御尾(ミヲ)に追ひ伏せ、また河の瀬に追ひ撥(ハラ)ひて、おれ大国主神となり、また宇都志国玉神(ウツシクニタマノカミ)となりて、その我(ア)が女(ムスメ)須世理毘売を嫡妻(ムカヒメ)として、宇迦(ウカ)の山の山本に、底つ石根(イハネ)に宮柱(ミヤハシラ)ふとしり、高天原(タカマノハラ)に氷椽(ヒキ)たかしりて居(ヲ)れ。この奴(ヤツコ)」とのりたまひき。



少名毘古那神 少名毘古那神についての投稿ログ

 かれ、大国主神(オホクニヌシノカミ)出雲の御大(ミホ)の御前(ミサキ)に坐(イマ)す時、波の穂より天(アメ)の羅摩船(カガミノフネ)に乗りて、鵝(ヒムシ)の皮を内剥(ウツハ)ぎに剥ぎて衣服(キモノ)にして、帰(ヨ)り来(ク)る神あり。
 中略
 少名毘古那神(スクナビコナノカミ)。

 大穴牟遅(オホナムヂ)と少名毘古那(スクナビコナ)と二柱の神相並ばして、この国を作り堅(カタ)めたまひき。然る後は、その少名毘古那神は常世国(トコヨノクニ)に度(ワタ)りましき。


根の堅州国
大穴牟遅神の木国の大屋毘古神の御所へ違え遣りき
少名毘古那かみの常世国に度り 潮岬
いしこりどめ 鏡と日前宮

神武記
紀の国の男の水門
竃山
熊野
高倉下
朝目吉く 阿佐米余久
あらぶる神
八咫烏


孝元記
大倭根子日子国玖琉の命(孝元天皇)が内色許男の命が女、伊迦賀色許売の命に娶ひて生ませる御子、比古布都押の信の命 木の国の造が祖、宇豆比古が妹、山下影日売に娶ひて、生ませる子、建内宿禰
建内宿禰の子
木の角の宿禰は、木の臣、都奴の臣、坂本の臣等が祖

崇神記
天皇、木の国の造、名は荒河刀弁が女、遠津年魚目目微比売の娶ひて、生ませる御子、豊木入日子の命、次ぎに豊[金扁に祖の旁]入日売の命。
豊木入日子は、上つ毛野、下つ毛野「の君が祖 妹豊[金扁に祖の旁]入日売の命は、伊勢の大神の宮を拝き祭り

垂仁記
本牟智和気山辺の大たか[帝鳥]、鵠を追い尋ねて木の国より針間の国に

仁徳記
おしてるや 難波(ナニハ)の崎よ 出で立ちて わが国見れば 淡島(アハシマ)  淤能碁呂島(オノゴロシマ) 檳榔(アヂマサ)の 島も見ゆ さけつ島見ゆ《5 4》
淡島とは加太の神島(淡島神社が鎮座)
皇后、石の比売の命、御綱栢を採りに、木の国に幸行でましし間に

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