熊野古道紀伊路、和歌山県の王子社
河瀬王子、白原王子と丹賀大権現

有田郡広川町河瀬字垣内143 ゼンリン



川瀬王子付近の熊野古道図





 井関王子跡から42号線と並行に古道を行く。旅籠跡や馬を養生した跡などがある。朱塗りの鳥居の目立つ丹賀大権現を過ぎれば広川にかかる河瀬橋がある。これを渡る。すぐに王子跡の磐座である。 現在も老賀八幡社(現津木八幡神社 広川町前田)の渡御所(
ゼンリン)として保存されている。後鳥羽院御幸記にはツノセ王子と記されているとされるが川ノセとも読める。
 また河瀬橋北詰側の山麓に白原王子があって、川向かいのこの地に遷されて川瀬王子と呼ぶようになったと推定されている。 藤原宗忠の「中右記」には白原王子はあたらしく作られて霊験あらたかであると記されている。 王子社は熊野の御子神を祀る社であり、より清冽なほうに霊験を認めたのであろう。
 津木八幡神社に合祀されている。


川瀬王子





丹賀大権現

稲荷大神、高倉大神、近隣の王子を合祀している。





白河法王が熊野詣での途中体調を崩された。白髪の老人が現れ、難儀を救ったとされる。丹賀権現として祀ったのが創祀とされる。



丹賀大権現



紀伊広川ビーチ駅から内の畑への地図


わかやま観光情報 街道マップ





『紀伊続風土記』 在田郡 広荘 河瀬村 から

○川瀬王子社   境内周二十八間
 本社   二尺六寸 二尺九寸
 村の北の端往還にあり 御幸記に川のせの王子とあり是なり 今御幸記の川瀬の川の字を仮名のつの字に訓誤り角瀬王子といふは誤なり
 

前の王子社、津兼王子・井関王子
次の王子社、馬留王子

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